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メッセージ・研修奮戦記
医学生へのメッセージ 研修奮闘記
居心地の良さ
 長野中央病院の医局にはとても活気があります。適度に若手の医師がいて、専門研修を終えた中堅医師がバリバリ仕事をこなしているのも理由のひとつですが、とにかくベテランの先生たちが元気です。不思議なくらいに元気です。そして、気持ちがとても若いです。どうしたらそんなに働けるのかしらと、考えずにはいられません。しかも、医局で「あー」とか「はー」とか、「やれやれ」、などと言いながらも、なんだか楽しそうなのです。30秒後には、コーヒー片手にいつもの笑い声が聞こえてきます。
医師という職業
 いろいろと大変なことも多いです。研修中には壁にもぶち当たります。あまりの無力さに愕然とします。モチベーションの維持が難しくなるときもあります。でも、日々の診療の中で、「楽しい」、「うれしい」、「おもろしい」と思えることがひとつでも見つかると違うのかも知れません。その何かを見つけ、挑戦し続けることが元気でいる秘訣のようだと感じる今日この頃です。
研修の魅力
 長野中央病院の研修は、興味の対象を見つける機会に恵まれています。実に患者は多種多様。様々な症例に触れることができます。研修医の学会参加も推奨されていて、新しい知見に触れる機会が多々あります。長野県内の関連病院や診療所で研修することで、異なる地域の医療に触れ、さらに視野が広がります。90代の老夫婦が、冬の信州の片田舎で、どんな風に暮らしていると思いますか?こればかりは実際に往診をしてみないとわかりません。また、研修医たちの提言から始まった他職種研修や導入期研修で、医師としてのベースをきちんとつくれること、外来研修や当直研修が通年計画でしっかり組まれていて、段階的に自立できるようになっていることも、ここの研修の大きな魅力の1つです。

 そしてもうひとつ。医局には研修医の体調変化にとても敏感でピンチの時に救ってくれるすばらしき事務さん達がいます。非常に心強く癒されます。世代・科・職種を超え、時には学術的、時にはワイドショー的会話が飛び交い、笑いが絶えない医局です。ぜひ一度、気軽に遊びに来てください。お待ちしています。

Profile

唐澤奈津子医師
中村 奈津子 なかむら なつこ
2003年 宮崎大学卒 
長野中央病院で初期研修、健和会病院、上伊那生協診療所で研修後、2006年5月〜7月、長野中央病院でシニアレジデントを経験。学生時代は水泳部に所属し、西医体で活躍しました。現在、松本協立病院内科。