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> 研修の特色 > 医師養成の基本的な考え方
ひとりの患者さんがひとつの疾患だけを持って病院に来るわけではありません。高齢化のなかでその傾向はますます強くなっています。
さらに、仕事や家族、経済的な問題など、生活の場面での問題が、病気の治療とも密接に関係していることが少なくありません。 こうした様々な問題を抱えた患者さんに、主治医としてしっかりと向き合い責任を持つ。どんな専門性を持つとしても、Common Diseaseに対応できる総合的な力を持つ。地域医療の現場で求められているのはまさにそうした力なのです。
総合的な力をつけるには何が必要でしょうか。地域に密着した中小病院、診療所の研修ではCommon Diseaseを豊富に経験することができます。また、患者さんの生活の場により近く、患者さんのフィードバックもされやすいため、患者さんの立場に立つとはどういう事かを深く学べます。
私たちは研修の中でコミュニケーション能力を特に重視しています。これは従来の研修の中では、どちらかというと個人まかせにされてきた事ですが、患者さんや家族とのコミュニケーション、スタッフや医師同士のコミュニケーションの能力を高めることはこれからの医師に不可欠なことです。
研修をよりよいものにするためには、指導医も研修医も一緒になって議論することが必要です。月一回行われている研修委員会では、各自の研修の到達の評価と以後の進め方について、病棟看護師などのスタッフも加わって検討し、個々の到達度・状況に応じて研修内容の変更なども行います。
また、研修医同士が集まり近況を報告する「研修医会」も定期的に開催し、お互いに励まし合い情報交換もしています。ここで出された意見や要望は、研修委員会に反映されます。