上伊那生協病院における後期研修 |
1.病院の概要 |
こうした経過の中で、上伊那地域に特に不足しているリハビリのできる病院、療養病床の確保などの切実な要望は強く、2006年4月に一般病床45床、療養病床80床(リハビリを中心に行なう病棟を含む)、計125床の「上伊那生協病院」を開設するに至りました。
2.上伊那生協病院での研修 |
3.研修の主要な視点と課題 |
日常的に多い疾患をEBMに基づいて診療するとともに、その中にある重大な疾患にも的確に対応できる能力を養う。 |
医療機関の外にも目を向けた医療活動を学ぶ。来院した患者だけでなく、地域の中での健康づく り、在宅での療養の指導を重視する医療活動など。 |
近隣の医療機関、介護施設との連携について学ぶ。 |
高齢者の医療・介護との連携のなかでmanagement を学ぶ。 |
他職種と共に作り上げるチーム医療を体験し、そのリーダーとしての指導性を学ぶ。 |
病院の運営に参加してその管理運営を学ぶ。 |
4.研修の実際 |
@ | 指導医のもとで、一般病棟を中心に入院患者を受け持つ。診療の関りで在宅診療も一定行なう。 |
A | 外来診療は、急性期疾患とともに、慢性疾患についても系統的に関る診療単位を受け持つ。 |
B | カンファレンスは、医師のほか他職種も含めて、入院、外来、在宅について定期的に行なう。 |
C | 消化器(内視鏡)検査、リハビリテーション、透析についても担当できる。 |
D | 担当分野を決め診療管理を行なう。 |
E | 医療生協の活動に参加する。 |
F | ケースを選んで、学会・集談会などで発表する。 |